ハン姐さんがペディキュアを塗っていた。
珍しい。でもちょっと血豆みたいと思った。
ふと、持って来た小説の中の
「夫の焼香にきた愛人の足には
ペディキュアが塗られていた。
彼女は現役の女なのだと思うと
敗北感に。。。」みたいな一節を思い出した。
ここだけ読むとどんな下世話な小説だ!
って感じだけど、とてもいい小説だ。
私はペディキュアを塗った経験は。。。
思い出す限り、一度か二度あるかなしか。
ハン姐さんに女として負けている。。。
(小説に影響され過ぎ)
そんなことも頭にあり、
旧市街を歩いている時に目に入った店に
入り、ペディキュアをお願いした。
マニキュアは爪が息苦しくなるので
あまり好きではない。
最初で最後のデコ爪(?)経験である
結婚式。ネイルの学校に通っている友達に
ネイルアートを施してもらった。
お花やらビーズやらがついて、とてもかわいい♪
女友達にも大評判だった。
だが、結婚式当日の朝。
父親に「なんだ、その安キャバレーみたいな爪」
と言われてしまった。。。
三つ指つこうとして、突き指した気持ちだ。。。
まあそんな苦い経験はさておき
ペディキュア☆
まずは色選び。
店に入る前に見た、道行くお姉さんの足に
感化され「ピンク系に白の縁取りで」と
指定する。
これがそもそも間違いだった。。。
足を洗い、爪を削り、早速塗る。
「甘皮切らないの?」と聞くと
「あんまりないから切らない」と言われた。
で、10分かそこらで完成☆
3万ドン(約210円)
「かわいい?」と聞かれ
「。。。魚の卵みたい」と答えてしまった。
ペディキュアを塗ってくれた子と
その友達とちょっと話した。
友達の子は10月に日本に行って働くという。
会社名を言われたが、聞いたことはなかった。
工場と言っていたが、大丈夫だろうか?
二人は上の前歯の、一つか二つ左隣の歯に
おそろいの石をつけていた。
透明できらきら光ってキレイだ。
「おしゃれなのよ。お姉さんもする?」と
聞かれたが、辞退した。
私はおばちゃんなので、歯に石を入れるのは
そっちの筋の人というイメージがあるのだ。
後日、姐さんたちにペディキュアを指摘された。
想像通り、渋い顔だ。
3万ドンと言ったら
「あたしはここに来てもらって1万ドンだよ」
と勝ち誇った顔で言われた。
「血豆」vs「魚卵」の戦い。
。。。。。負けた。
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