2010/01/27

応援してあげたいベトナム人


仕事の関係から、ハノイで日本語センターを
運営しているベトナム人と知り合いになり、
先日、彼のセンターを見学した。

彼はハノイ大学で日本語を勉強し、
現在ボランティアでベトナム人に日本語を教えている。
完全に学費がmiễn phí ミエン フィー(タダ)なので
生徒は数百人と多いが、先生の数が
間に合っていないらしい。
特に日本人の協力者が少ないようだ。

ちなみに彼、ミンさんの職業(?)はお坊さん。
ベトナムの坊主の給料がいかほどかはわからないが、
ただの暇つぶしでないことは確かだ。

彼と彼の大学時代の同級生たちがお金を出し合って
事務所を兼ねた一軒家を借り、共同生活をしながら
夜、近所の中学校の教室を借りてセンターを運営している。

私が見学したのはまだ「あいうえお」を習っている
クラスで、日本語は全く話せない。
授業に遅刻した際に「先生、遅れてすみません。
教室に入ってもいいですか?」と暗記したセリフを
話すのみだ。
それにしても、最初に叩き込まれるのが
このセリフ。。。☆

「遅刻するな!」「隣りとおしゃべりするな!」
「教科書を忘れるな!」「声が小さい!」
そして、習っているのは「あいうえお」
今のゆとり教育はどうか知らないが、自分の小学校時代は
こんな厳しさだったなと思い出す。

そして、先生たちは日本語はもちろん、その教授方法も
勉強しているようだ。素晴らしい。

こっちは
「pista先生、促音を使った単語の例をお願いします」
なんて言われても、

「え!?ソクオンってなに?。。。え?”っ”?
小さい”つ”なら、小さい”つ”って言ってよ〜。
促音なんて言われてもわかるわけねえべよ」
と返答し、「本当に日本人ですか?」と言われる始末。

え!?もしや「促音」常識!?

おまけに意外と思いつかないもので、唯一
「おぱい」が頭をよぎったが、
そんな言葉を黒板にでかでかと書き

P「おっぱい!!」
生徒30人「オッパイ!!」
P「おっぱい!!」
生徒30人「オッパイ!!!」
と、大合唱するのはさすがに気がひける。

そしてやはり、ベトナム人の日本語学習者の多くは
「つ」(大きい方)が発音できない。
P「つ!」
生徒「ちゅ!」
P「ちゅじゃなくて、つ!」
先生「ちゅ!」
生徒「ちゅ!」

先生も自信たっぷりに発音できてないし☆

文法やなんかはベトナム人だけで教えられるが
やはりネイティブがいないと発音は難しい。


そんな「ミン日本語センター」(→ブログ

ボランティアで日本語を教えてくれる日本人を
募集しています。(などと、勝手に宣伝)

ベトナム語は話せなくても構いません。
日本語教育の経験不問。
授業は月〜土曜の18時〜20時。
授業後はローカル式の食事で先生たちと交流♪

日本からの短期留学生等も歓迎!
彼らとの共同生活が苦にならなければ、
10〜15ドルも払えば、寝床提供。
昼は学校で勉強、夜は日本語を教え、ミンさんや
その他スタッフからタダでベトナム語を
教われます♪
(しまった!おととし知っていれば。。。)

日本語を教えてみたいあなた!
現地ベトナム人と交流を持ちたいが
きっかけのないあなた!
ボランティアに参加してみては?
(などと、勝手に宣伝)

※ご興味のある方はコメントいただければ
ご紹介します。


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2010/01/26

ăn bạch tuộc☆タコ食


タコを食べるのは日本人くらいなものだ。

そんなわけがない。
あんなにおいしいものを日本人だけが
食しているなんて到底考えられない。

地中海諸国でもアメリカでも韓国でも
タコは食べられている。

では、ベトナムはどうなのか?

そもそも、魚といえば、一般に淡水魚が
食卓に並ぶベトナム(
少なくともハノイは)
タコなぞ食べるのか?
※イカはよく食べられている

あったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!

路上炭火焼屋の看板に
bạch tuộc
バイッ トゥオッ(タコ)」の文字。

これは食べるしかない。

ここはLò Đúc ロードゥック通りの一角にある
炭火焼屋だが、チャンフンダオ通りの
文化宮の
真ん前にも、同じように蛸を出す店があった。



結論から言うと「タコうまぁ〜!!!」
日本のタコよりも少し柔らかく
マリネ風の味付けが絶妙♪

特にロードゥック通りの店は肉によって
味付けを変えているので、飽きない。


焙った肉を塩とトウガラシにライムをしぼった
タレにつけて食べる。
お好みで、添えられたノコギリコリアンダー達と
一緒に食べる。
大好きなđậu bắp ドウ バップ(おくら)も焼く。

そこにビールをきゅっと♪堪えられませんなぁ〜。

チャンフンダオ通りの店は肉の味付けは
全部同じだが、変わった肉があって楽しい。
cá sấu カー ソウ(ワニ)」や
lạc đà ラッ ダー(ラクダ)のおっぱい肉」に
もちろんタコ♪
ぷらーんと下がった電球の下で食べる
この雰囲気もまた好き。
(写真は人が少ないが、直前まで混んでいた)

ベトナムでタコが食べたくなったら
足を運んでみる事をお勧めします。

ただし、7時くらいからようやく炭を
おこしはじめるので、早く行き過ぎると
ひたすら待つ羽目になる☆
でも、待つのも苦にならないわ!!とばかりに
開店時から人が待っている。
ハノイに新しくできた鮮魚店(築地)でも
タコを買う事ができる。安い。
生きたままぶつ切りにしてタコ刺し、余ったタコは
米と一緒に炊いてタコ飯。

生でよし、炊いてよし、焼いてもよし。
もう!タコ、最高!!!


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2010/01/06

THE 将軍


明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします☆

さて、リクエストのあった将軍のおはなし。

実は将軍とはハノイに戻ってから一度も会ってない。
帰国前に「すっぽかし」を食らってから、一度も。

ただ、連絡はした。「戻ってきたよ」と。

返事なし。

帰国前の彼女は若年性痴呆症にかかったのかと
心配になるほど物忘れがひどく、自分で変更した
授業時間を忘れて私を待っていたり、逆に私を
待たせたりしていた。

きっと、私のことは忘れてしまったに違いない。


数週間後、萌え先生にメールした。
こっちはすぐに返事が来た。

「戻ってきたんでしょ?THOI先生(将軍)から聞いたよ」

。。。返事くれよ。

すねて、将軍から返事が来ないことを訴えると

「彼女は結婚が決まったから忙しいのよ」と。


。。。結婚!?


すぐさま、将軍にお祝いメールを送ると、今度は即座に
「誰から聞いたの?そんなわけないでしょ。
もし結婚が決まったら、すぐにPASTA(仮名)
教えるわよ。

誰だ、パスタって!PISTAだよ!ピスタ!

どうやら、帰国の時点で登録は抹消されたようだ。
そして、他の人の証言によると、結婚の事実もないようだ。
それにしても、萌え先生も悪意があるのか冗談なのか
たまにこういうつまらない嘘をつく。


その後しばらくして、とある音楽祭があった。
私は用事があり行けなかったのだが、
参加した友人によると、他の人から誘われて
将軍がその音楽祭に現れたらしい。そして、

「なにこれ!?軽音楽じゃない!
私、こういう音楽嫌い!」

と言い捨てて、立ち去ったらしい。

まさか「バンド=不良」という昭和な考えをお持ちか?
そういう短絡的な思考は彼女ならあり得る。

嗚呼。彼女のために(?)二胡を演奏した日々が
まるで夢のようだ。


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