武術を習いたいと友人(ベトナム人)に
訴えたら、
「遠い親戚のお兄さんが柔道の指導者なので
その人に聞いてみます」と言ってくれた。
私の希望が正確に伝わるよう
念のため、youtubeの画像も送っておいた。
で、そのお兄さんの知り合いが
「ハノイの武術の一部を束ねている」人らしく
金曜にそのラン先生を訪ねることになった。
。。。合気道の先生だった。
「え?キミはどんなのがやりたいの?」と
言われ、軽くカラダを動かすと
「それはウーシューだね。こんなのでしょ?」
「そんなのです」という会話の後
「じゃあ、火曜に来て」と言われる。
火曜☆
(これで、私の日常が徐々に固まって
いくのね。。。)とほっとしつつも
ちょっと寂しいような気持ちになる。
道場。「合気道」の書が吊るしてある。
柔道着のようなものを来た生徒たちが
それらしい稽古をしている。
またか。。。
この間のラン先生がやってきて名刺をくれた。
「ベトナムオリンピック委員会
ベトナム古武術連合会・副会長」とかなんとか。
(おお!なんかすごそうだな)と思ってると
ラン先生が「よし、表に出て、
今までやってきた武術を見せて。それから稽古だ」
とおっしゃりはる。
まずは見学だと思って来たので
ジャージはおろか、運動靴の用意もない。
しかも女性の事情で体調が万全ではない。
「えっと。。。ビーサンでウエスト落ちそうな
短パンなんですけど。。。」と言うと
例の「không sao(問題ない)」で返される。
よく見ると先生は道着こそ着ているが
足元は便所サンダルだ。
ため息を飲み込み、こけそうになりながら
「蟷螂拳」(カマキリ)をやってみせた。
すると先生は
「よし。じゃあ、私の真似をしてやってみなさい」
と稽古を続ける。
(なんか見たことのある拳法だな〜)と
思っていたら、手が「トラ」だ。
先生も「タイガー」と言っている。
虎拳か?
昔、虎拳をやっていたことがあるが、
「トラ」は中国でも南の方の拳法で
足を踏ん張り、どちらかというと重い感じの拳法。
対して「カマキリ」は北の方の拳法で
跳躍が多く、どちらかというとスマートな感じ。
ベトナムだから、南じゃないかとは思ったが
やはり南拳系か。。。とちょっと落ち込む。
南拳系は下半身にくるのだ(足太くなるし)
ラン先生はすぐにウーシューの先生に
バトンタッチすると帰って行った。
日が暮れて来て、先生の模範演技は
影絵のようになった。
(先生、見えません。。。)
それでも稽古は続いた。
で、道着(胸にベトナム古武術連合会
のワッペンがついた柔道着のようなもの)
の購入を勧められた。20ドル。
そして、学費は一回(1.5時間)12ドル。
。。。たっけ!
ぶっちゃけ、日本で、一回2〜3時間・千円で
ちゃんと師匠と呼べる先生に習って来たので
なんか納得がいかない。
もちろん、ラン先生たちは素敵な武道家だが
今の私は無職なのだ。
紹介してくれた友人に相談し直し
もっと安いところを探してから決めることにした。
あああ。。。時間が過ぎて行く。。。
やはり、ここはベトナムだったか。。。
なぜ、事前に学費は知り得ないんだ!?
ベトナム武術はいつ習えるんだ?
(かじったけど)
そして、翌日から地獄の太もも筋肉痛
が始まった。
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