さとうきびジュース

屋台で焼き飯を頼んだら
「座って待っといて」と言われたので
プラスチックの小さい椅子に腰掛けた。
隣がさとうきびジュース（mía đá）屋さんで
おじいさんに「どうや？」と言われた。

暑かったので「じゃあ、新鮮なところ
ひとつ頼むよ！」
「へい。さとジューひとつ入りました〜」

さとうきびがこんなに３mも４mも
あるとは知らなかった。
お兄さんがせっせと皮を剥いている。

それを５０cmくらいに短く切って
ミアダー製造機（？）に入れる。
ローラーがさとうきびをつぶして
下からさとうきび汁が出てくる。
つぶされたさとうきびを見てみると
かなり繊維質な感じだ。
見たところジューシーさの欠片もない
このさとうきびからジュースを
絞り出そうと考えた人はすごいな。。。

くだいた氷の入ったグラスにさとうきび汁を
注いで、はい。できあがり。
ちょっと青臭い砂糖水を飲んでいる感じ。
悪くない。

このミアダー製造機。
たまにさとうきび汁のしぶきが飛ぶ。
お兄さんの後ろに座った女の子たちが
「trời ơi！（ベトナム語版オーマイガ！）」
と叫んで私の後ろに隠れた。
チョーイオーイ！を生で聞くのは初めてだ。

彼女たちが私に話しかけてくる。
「お姉さん、時々見ます」と。
ふっ。。。恥ずかしい。。。

ジュースを飲み終え
姉さんに「焼き飯、まだ？」と
聞いたら、「あ！ごめん、忘れてた！」
「チョーイオーイ！」

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