「シュールストレミング」というスウェーデンで食される
ニシンの発酵食品。
「世界一臭い缶詰」という異名を持つそれを
出発の前日に食ってみようじゃないかと
夫が言う。
リスク管理のできない私は「うん」と答える。
余談だが、私は芝居本番の前日に腐ったハムを食べ
パンパンに腫らした顔で舞台に上がったことがある。
暑い部屋に放置し、ちょっとふくらんだ缶に
缶切りをあてる。
その発酵のすさまじさから空輸できないというそれは
開封時に「汁」が吹き出すという。
「。。。こわっ」
ごみ袋に缶切りと共に入れ、口をしっかりと結び
外側から開ける方法に切り替える。
ぶしゅうううううう!!!
うっ。。。袋に入ってても臭い!
どぶの匂い。アジアの市場あたりで嗅ぐような。。。
あれ?あれれ?
てか、結構平気。(慣れてるから?)
確かに臭い。臭いけれども。
思い切って口に入れる。
「酒盗」みたい。
ベトナムのマムトム(エビの発酵食品)の方が
だめだったかも。
結局二人でうまいうまいと食っていた。
なんだか明日に迫り来る別れを
無理に見ないようにしてるみたいな
最後の晩餐なのでした☆
1 件のコメント:
thank you
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