ベトナムに来る前からずっと言ってるけど
伝統楽器も習ってみたくて。
旧市街のHang Manh通りに楽器屋さんが
密集していると聞き、行ってみた。
確かに何件かの楽器屋さんが並んでいる。
どの店も表の方にはギターなんかが置かれてて
奥の方に伝統楽器を置いているようだ。
一軒の店に入り、物色する。
店員さんがにこにこしながら寄ってくる。
「二胡が欲しいんだけど、弾けなくてさ。
あなた、弾ける?」と聞いてみた。
「弾けません」「教室知ってる?」
「知りません」困った笑顔を顔面に貼付け、
店員は後ずさり。その後寄って来なくなった。
違う店に入る。
「二胡が欲しいんだけど、これ幾らくらいなの?」
と質問を変えてみた。
二千円もしないくらいだった。
「安い!(ちょっとびびる)こっちの高級そうなのは?」
高級そうなものも3、4千円とかそんなレベルだった。
「これ(弓)はなにでできてるの?」
ナイロンだった。
教室を聞いてみると、具体的に住所を教えてくれた。
フエ通りだ。近い。あとで行ってみよう。
さらに別の店に入ると、男の子が店番をしていた。
英語で話しかけてくる。
この二胡は7千円で弓が馬の毛でできているそうだ。
「試してみたいですか?」と聞かれたので
試させてもらった。弦が紐で結ばれているせいか
勝手がわからないせいか、変な音☆
ギコーキコー。。。
さらに教室の有無を尋ねると、どこかのスタジオで
一回10ドルで教えてるとのこと。
ベトナム語のみらしい。電話をかけてくれたが
つながらなかった。
フエ通りの教室を番地を頼りに探してみた。
音楽教室の看板があった。
「ギター教室」だった。
そこのおばちゃんに
「二胡ならハイバーチュン通りよ」と
教わった。不確かな情報に振り回される
ことには慣れてきたが、暑いので限界☆
そして先日、ハノイ日本婦人会の方から
「二胡の教室見つけましたよ!」と言われ
先生の連絡先をもらった。
よく見ると、ベトナムスケッチに載っていた
二胡教室のようだ。
「生徒は日本人が多い」「英語での指導」と
書かれていたのと、記事が1年半前の
ものだったので、(ベトナム語が話せないかも。
もう教室がないかも)という懸念から
スルーしていた。
先生にメールすると即、見学が決まった。
カルチャーセンターのようなところで
日本人が習っているのを
見学するのかと思っていたら違った。
先生の自宅でお茶をいただき
隣の棟のアトリエに連れて行かれた。
アトリエには様々な楽器が置かれていた。
素敵。。。
先生はなにを習いたいのかと
爽やかな笑顔で聞き、
「ダンバウ(一弦琴)は人気があるよ。
ダンニ(二胡)のほうがちょっと難しい」
と言った。
ダンバウの演奏は聞いたことがあるが
ぴよ〜ぴよ〜んという音がそんなに好きではない。
習いたいと言っているくせに、実は二胡を単独で
聞いたことがなく、先生に聞かせてほしいと頼むと
快く承諾してくれた。で。
。。。。。。。。!!!
一目惚れ☆(一耳惚れ?)
先生は「島唄」や「女子十二楽坊」、
「君が代」など8曲くらいをさらさらっと
弾いてくれた。
もともと軽い気持ちで見学に来たが、
想像以上に、音がすごく奇麗で
聞き惚れてしまった。
先生のなめらかに動く指を見ながら
昔読んだ動物行動学の本の
「遺伝子的に優れた(免疫力の高い。すなわち
生存競争に強い)男性は楽器が得意なことが
多い。ミュージシャンがモテるのは
そのためだ」という記述を思い出していた。
それはさておき、やばいわ。。。超キレイ。。。
習いたい。。。
ベトナムでの小汚い経験ばっかり
日本に持って帰っても仕方ない。
二胡:100ドル(←超高級!?普通!?)
レッスン:一回1時間10ドル。
(マンツーマンのみらしい)
月40ドルか。。。厳しいかなと思ったが
このあと、ベトナム古武術(月48ドル)
の見学に行き、逆に格安に思えた。
一日300円くらいで暮らしていると
金銭感覚が麻痺してくるが
よく考えたら胡弓個人レッスン月4千円ちょいって
めっちゃ安いやん!
1年はあっという間。ケチってる暇はない。
え?1年で弾けるようになるのかって?
ベトナム人の信用ならない情報によると
「1年もあるなら大丈夫。簡単だよ」
(楽器屋のおっちゃんの言葉)
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2 件のコメント:
いいですよね、伝統楽器の音色って!
私もハノイを訪れた時、名前も知らない楽器を買いました。叔父さんが引いてくれた音色の心地よさに魅かれて!
私はろくに弾けないんですが、時々弦を弾いて、ベトナムを懐かしんでいます。
習い事で今月から出費が増えそうですね!
でも逆に現地滞在期間1年という期間を決められているのだから、思い切って色々経験してみるのもアリアリ!ですね!
ありがとうございます!
なんだか気持ちが軽くなってきました。
どうしようどうしようと思っていると、1年なんてあっという間に過ぎてしまいますよね。
それは留学という特殊な環境下でなくても同じこと。
日々、楽しんで生きます☆
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