2008/10/26

涙の器


二胡レッスン(18回目)

「Auld lang syne:ほたるのひかり」
(もとはスコットランド民謡)

だけど、ほぼ基礎練習みっちり。

若先生の時も練習中ずっと、
水の中にいるような息苦しさだったけど
お父さん先生の練習もまた違った感じで
息がつけない。

稽古が終わって、お茶をしている時に
年末は中国に講演にいくとお父さん先生が
言い出した。
来年にはイギリスにも講演に行くと。
演奏はしないらしい。

世界中に呼ばれて講演に行くなんて、
やっぱすごい人に習ってるんだな〜。。と
思ったりして。

でも、やっぱり二胡の音色は若先生のが
すごくキレイ。
エロでもなんでも、もう一度目の前で
弾いてほしい。

一週間、自分の汚い二胡の音色に吐きそうに
なりながら練習して、先生の音色を聞くと
リセットされる。
お父さん先生も素晴らしいけど、リセット
されるまではいかないんだよね。。。
(↑何様!?)

先生が中国に行ったすぐは実感がなかったけど
あの音色に恋してたんだなぁ。。。しくしく。


引き続き

二胡レッスン(19回目)

ずっと基礎。疲れてきた。
指が全然動かない。
二胡は単なる「勉強の息抜き」のつもりが
なぜこんなしんどいんだ。。。と、
ちょっと切なくなる。

お父さん先生が嬉しそうに
自分が作曲した曲を弾いてくれた。

(あ。これCDで何度も聞いた曲だ。。。)

やっぱ、若先生の方がうまいな〜。。。
と、どうしても思ってしまう。

最高のプレイヤーが最高のコーチであるとは
限らないし、お父さん先生にはすごく申し訳ない
んだけど、(なんか違う、なんか違う)と
思ってしまうんだ。
胸の中に黒いもやもやしたものが
次から次へと沸いてきて、練習中
すごく苦しくなった。


練習が終わった後、お父さん先生に
「先生のお父さんも音楽家だったんですか?」
と聞いてみた。
お父さん先生のお父さんは普通の人だったらしい。
ではなぜ音楽を始めたのかと尋ねると
「好きだから」とすごくかわいい笑顔で
返された。

8歳のときから、推定50年近く
好きな事をやり続けてるんだ。。。

新しい師匠を受け入れきれない自分が
とても嫌になった。

お父さん先生はそんな私の胸の内など
全く気づきもせず、にこにこしながら
「ラブユー東京」など日本の曲を弾いてくれる。

なんかわかんないけど、突然泣きたくなった。
でもすっごくすっごく我慢してこらえてた。

先生が「恋人よ」を弾きだした。

ついにハンカチのお世話になってしまった。
泣きじゃくるほどじゃなかったので
なんとか笑ってごまかしてたら

先生が「nhớ à?
nhớ à?」

恋しいのか?恋しいのか?と聞いてきた。



え!?。。。だ、誰を?息子さんを!?

いや、ぶっちゃけ、恋しいですけど。



いや、日本か。そらそうだ。

でも「恋人よ」は
「この別れ話が 冗談だよと笑ってほしい」
なんですけど。。。

うち、ラブラブなんですけど、一応。
(関係ないか)

そんなこんなで赤い目をして笑っていたら
お父さん先生も、私のをもらっちゃったのか
なにか思う事があったのか、
目尻をぬぐいだした。

びっくりしていたら「えへへ」と
いつものかわいい笑顔。
二人して、目をうるませながら「えへへ」

黒いものが流れて消えた。


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4 件のコメント:

poteko さんのコメント...

いいお話です。

ひとつのことをそんなに長く続けるなんて
それだけでもすごいことですね。

Pistaさんも頑張ってね。

pista さんのコメント...

>potekoさん
ありがとうございます。
まだ「5ヶ月」なのですが、二胡を投げ飛ばし
たくなってます(^^;

ちゅちゅろ さんのコメント...

えへへ。
いいお話だね。

pista さんのコメント...

>ちゅちゅろさん
おおお!!!お久しぶり!!!
ずっと更新がなかったから、心配してましたよ☆嬉しい♪