2008/07/15
修羅場ってやつですかい?
大雨の中、昼食を食べさせてもらおうと
てくてく姐さん家へ。
ガラス戸を勢いよく開けると、
家の中は台風の目(?)状態。
手前でカインと婚約者が暗い顔をして
座ってるし、姐さんは悲しそうな顔で
料理を作っている。
瞬間、ぴんときた。
(カイン。。。言ったの?)
前日に「結婚したくないことを姐さんに
言えば?」と言ってしまっていたため
いたずらが見つかった時の子供のような
居心地の悪さ。
えっと。。。マジ?
出て行く訳にもいかず、とりあえず
理解していない風を装い、座ってみる。
恋人たちが出て行く。
姐さんが料理をしながら
「cãi nhau けんかしたの」
「sắp もうすぐchia tay 別れる」
と言って、いきさつを話してくれたが
全然理解できなかった。
しかし状況は痛いほど理解できた。
「Chị rất buồn とても悲しい
泣きたい。。。」
今まで「なぐさめの言葉」や
「お見舞いの言葉」で失敗しているので
さすがに深刻すぎてうかつに口が開けない。
姐さんは私の横に座って
じっと私の目を見ると
「夫が死んだ時、姐さんはとても悲しかった。
ひとりぼっちで子供を育てた。。。」
と言って、悲しい悲しいと泣き始めた。
ほんとは抱きしめてあげたかったけど
年配の女性にそうすることが
いいのかどうかわからなくて
私の膝の上に置かれた姐さんの手に
そっと手を重ねることしかできなかった。
重苦しい雰囲気の中、それでも私は
ごはんをおかわりした。
自分はどんなに悲しいことがあっても
泣きながらごはんを食べられる人間なので
実はとてもおいしくいただいていた。
姐さんは空を見つめてぼんやりしていた。
姐さんが勧めてくれた3杯目を辞退すると
「pistaも悲しくて食欲がないのだ」と
受け取ってくれたようだが
食欲あふれまくってました。すんまそん。
食事のあと、ちょっとだけ元気を
取り戻した姐さんは
「夫の弟の家に行く!」と言い出した。
(じゃあ、あっしはこの辺で)と
帰ろうとすると、なぜかおいらの分の
ヘルメットも用意され、連れて行かれた。
いつのまにやら巻き込まれる私。
義弟に今度は怒りをぶちまける姐さん。
「昔、あの二人は一度別れた。
その時別れてくれてれば、問題なかったのに。
なんで今更!もう親戚みんなに結婚するって
言っちゃったし、みんなとても喜んで。。。」
と、早口で語り始めた。
義弟さんは笑いながら聞いている。
そして私に
「酒飲めるか?ちょっとだけ飲むか?」
「さむらい!さむらい!てやっ!」
と訳のわからないテンションで話しかけてくる。
なぜこんなことに。。。☆
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5 件のコメント:
なんかどこの国でもこういう事ってあるんですね~
でも、ほぼ自分達の意思で結婚するかしないかを決断できるようになったベトナム社会は、徐々に開けてきているような気がします。
しかし現実は昔の日本のように親に決められた結婚をする人たちも少なくは無いようです。
それにしてもPistaさんの食欲すごい・・私だったらそんな現場にいたらあまり食事が進みません・・!
>maruさん
昔は愛してたっていうんだから
親が決めた婚約者ってんでもないんでしょうが
娘の言い分では、自分には選択権がなかったと
申しておりました(^^;
いつもたくさん食べさせられるので
なるべくお腹をすかせて行くんです。
ですから、多少のことがあっても
おいしく食べられます☆
どっぷり家庭の事情に浸かっていますねーお腹はね、、、やっぱどんな時にでもすきますよね☆ マリッジブルーも少しはあるんでしょうか?あの二人は本当に結婚、やめてしまうんですか。。。続きを宜しくお願いします。
PISTAさん、いろんなことに巻き込まれていく姿、結構好きです。
きっと、誘われたらあんまり断ること出来ないんですね。
PISTAさん、がんばってください。
>苺さん
ほんと、タイミング悪いです、私☆
マリッジブルーだといいんですけど。。。
なんにせよ、幸せになってほしいっす。
>カツさん
ありがとうございます。
日本にいるときから、やや巻き込まれ体質
です☆
断るのがめっちゃ下手なんですよね。。。
がんばります!
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