トゥイー姐さんのところの娘のカイン。
なんやかやありましたが、去年無事に結婚した彼女が
(結婚式の模様はこちら)
今度は子供を産んだ。
そうそう。姐さんとの再会の話がまだだったかな。
再びベトナムに降り立った私はすぐさま姐さんのところに☆
姐さんは私より先に私の姿を認めると、ぱぁっと笑顔になり
その後、目頭を押さえて一度家に入り、再び出てきた
。。。らしい。(夫談)
私も彼女と再会できたことがほんとに嬉しかった。
前ほどご近所さんではないし、私も暇を持て余した学生さん
ではなくなったので、ぷらっと行ってご飯を食べて帰る
みたいなことはなくなったが、ちょこちょこお世話になっている。
そんな彼女から「カインが昨夜、娘を産んだ」
とメールが来たので、早速会いに行った。
カインは旦那さんの実家に住んでいるので、夫と姐さんと
3人でバスに乗って会いに行く。
カインは結婚式の時のような「可憐な少女」ではなく、
すっかり「おかん」になっていたが、とても幸せそう。
そして、子供もかわいい♪
「日本人の赤ん坊は皆、貧乏くさい顔をしている。
たまにひらひらしたドレスを着せている親がいるが
ああいうのは西洋人の赤ん坊しか似合わない」
と、夫は常々言い続けているが、
ベトナム人の赤ん坊は顔立ちがはっきりしているので
貧乏くさくない。
少なくとも日本人の赤ん坊のように「ガッツ石松派」と
「鶴瓶派」に2分されることはない。
なんとなく赤ん坊を堪能した後、帰ろうとすると
来週「生後一ヶ月のお祝い
lễ đầy tháng レッエ デイ ターンがあるから来い」と。
(lễ:祭り・儀式、đầy tháng:満一ヶ月)
どうやら、特別なパーティをするようだ。
困るのは贈り物だ。
もうすでに日本製の知育おもちゃをあげている。
これも考えあぐねて、やっと決めたものだ。
またおもちゃでは芸がないし、洋服も選ぶのが
大変そうだし、お金をあげるのが一番楽だろうか?
家庭教師のニュンちゃんに訊いてみる。
「洋服をあげるのは、個人の趣味もあるし
生地が赤ちゃんの肌に合わなくても困るし
お金がいいと思います」との回答。
具体的な金額を尋ねると、多すぎてもいけないが
少なすぎると日本人のくせにケチだと思われる。
最低月収の10分の1くらいはあげたほうがいい、と。
。。。なにそれ、でかいっ!!
それに、生後一ヶ月のお祝いには、ごくごく親しい人が
招かれるらしく、社交上のつきあいにすぎない人を
呼ぶと、双方にとって縁起が悪いとかなんとか。
。。。なにそれ、こわいっ!!
えっと。。。私たちは大丈夫だよ。。ね?
更に職場のベトナム人にも尋ねてみると、
「お金はあまりよくないんじゃないですか?
よそよそしい感じがします。
私は洋服などがいいと思いますよ。
もし、お金をあげるとしても、封筒に入れて
果物のかごに潜ませるなどしてください。
もらう人も周りの人も恥ずかしがりますから。」
なるほど。賄賂入り饅頭の体ですな(?)
が、結局は額面がはっきりする現金よりも
品物のほうがよかろうと、雑貨屋NAGUで
赤ちゃん用のお洋服とお帽子を買う。
生地も日本製のものを使っているし、デザインも
かわいい☆
結局、生後一ヶ月のお祝いは、親族・友人が集まり
赤ちゃんに贈り物をした後、家人がごちそうを皆に
振舞うというもので、正月とそう変わらない。
赤ちゃんのおでこに墨で「犬」と書いて健やかな成長を
願ったり、髪の毛を切って筆を作ったり、鯛を食べさせたり
といった、特別な行事はなかった。
そして、肝心の贈り物というと、親戚連中が
封筒に入った金をばんばん渡し、中には現金むきだしの
人もいた。果てはカインが友人連中の封筒から
現金を出して数え、札束を扇状に広げて赤子の胸元に
置き、記念撮影をしていた。
。。。お金のやりとりに対する恥じらいはどこへ?
おまけに、久しぶりに会う親戚の面々から
「Pistaは子供はいつだ?」
「どっちに問題があって、できないんだ?」
「年齢的に危なくなるぞ」
「検査はしたか?」
と、言われまくり、産婦人科医のカインのお義母さんの
お世話になって、検査を受けろという話になった。
日本のように
「ほしいんですけどね…」と伏し目がちに言えば
免れられるものではない。
テトにも、この面々に会うことになるだろう。
気づいたら、診察台にいそうな自分が怖い☆
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