2008/12/22

この空にそれとも地面に(旅その12)

とうもろこしを天井にぶら下げて干し、
石臼のようなもので粉にします。
これがなかなか難しくて、私は回せない。
はい♪彼が正しい距離感のガイドくん。
途中、村人たちが葬式だか法事だかを
やっていた。(許可をとって撮らせてもらった↑)
彼らの葬式はすごく派手で、人が亡くなると
水牛をばらして大鍋で調理。
モツ煮込み何十人前だ!?ってな鍋の周りで
人々は酒を飲み歌い、踊る。
それを5日間にも渡って続けるらしい。

法事も同様のようだ。

ガイドくんいわく、ここの人は人が死ぬのは
当たり前だから悲しまないと言っていた。
本当だろうか?

彼らの儀式の様子を見させてもらっていたら
急に怒鳴り声が聞こえた。

見ると友人が儀式の輪の真ん中でカメラを
構えていた。おじさんは「撮るな!」と
怒っていた。友人を止めに入り謝ると、
なぜかおじさんに「飲め!飲みやがれ!」と
酒の入ったおちょこを突きつけられた。
仕方なしに飲み干して勘弁してもらった。

確かに、真っ赤な他人が自分家の法事や
葬式に乱入し、唐突にカメラを向けて来たら
そら怒るわな。。反省。

そこに住んでいる人には大切な日常。
でも自分には非日常であり、好奇心を
かきたてられる未知の世界であり、
旅人になると
つい人の立場で考えることを忘れがちになる。

むやみに草木を傷つけないのと同じように
誰かの心も傷つけないように旅をしなくちゃな
と、思った。
水力発電所があるって言ってたけど。。。
まさかこれじゃないよね。
マイナスイオンじゃあああ♪


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