仕事の関係から、ハノイで日本語センターを
運営しているベトナム人と知り合いになり、
先日、彼のセンターを見学した。
彼はハノイ大学で日本語を勉強し、
現在ボランティアでベトナム人に日本語を教えている。
完全に学費がmiễn phí ミエン フィー(タダ)なので
生徒は数百人と多いが、先生の数が
間に合っていないらしい。
特に日本人の協力者が少ないようだ。
ちなみに彼、ミンさんの職業(?)はお坊さん。
ベトナムの坊主の給料がいかほどかはわからないが、
ただの暇つぶしでないことは確かだ。
彼と彼の大学時代の同級生たちがお金を出し合って
事務所を兼ねた一軒家を借り、共同生活をしながら
夜、近所の中学校の教室を借りてセンターを運営している。
私が見学したのはまだ「あいうえお」を習っている
クラスで、日本語は全く話せない。
授業に遅刻した際に「先生、遅れてすみません。
教室に入ってもいいですか?」と暗記したセリフを
話すのみだ。
それにしても、最初に叩き込まれるのが
このセリフ。。。☆
「遅刻するな!」「隣りとおしゃべりするな!」
「教科書を忘れるな!」「声が小さい!」
そして、習っているのは「あいうえお」
今のゆとり教育はどうか知らないが、自分の小学校時代は
こんな厳しさだったなと思い出す。
そして、先生たちは日本語はもちろん、その教授方法も
勉強しているようだ。素晴らしい。
こっちは
「pista先生、促音を使った単語の例をお願いします」
なんて言われても、
「え!?ソクオンってなに?。。。え?”っ”?
小さい”つ”なら、小さい”つ”って言ってよ〜。
促音なんて言われてもわかるわけねえべよ」
と返答し、「本当に日本人ですか?」と言われる始末。
え!?もしや「促音」常識!?
おまけに意外と思いつかないもので、唯一
「おっぱい」が頭をよぎったが、
そんな言葉を黒板にでかでかと書き
P「おっぱい!!」
生徒30人「オッパイ!!」
P「おっぱい!!」
生徒30人「オッパイ!!!」
と、大合唱するのはさすがに気がひける。
そしてやはり、ベトナム人の日本語学習者の多くは
「つ」(大きい方)が発音できない。
P「つ!」
生徒「ちゅ!」
P「ちゅじゃなくて、つ!」
先生「ちゅ!」
生徒「ちゅ!」
先生も自信たっぷりに発音できてないし☆
文法やなんかはベトナム人だけで教えられるが
やはりネイティブがいないと発音は難しい。
そんな「ミン日本語センター」(→ブログ)
ボランティアで日本語を教えてくれる日本人を
募集しています。(などと、勝手に宣伝)
ベトナム語は話せなくても構いません。
日本語教育の経験不問。
授業は月〜土曜の18時〜20時。
授業後はローカル式の食事で先生たちと交流♪
日本からの短期留学生等も歓迎!
彼らとの共同生活が苦にならなければ、
10〜15ドルも払えば、寝床提供。
昼は学校で勉強、夜は日本語を教え、ミンさんや
その他スタッフからタダでベトナム語を
教われます♪
(しまった!おととし知っていれば。。。)
☆日本語を教えてみたいあなた!
☆現地ベトナム人と交流を持ちたいが
きっかけのないあなた!
ボランティアに参加してみては?
(などと、勝手に宣伝)
※ご興味のある方はコメントいただければ
ご紹介します。
コメントもしくは下のバナーをクリックいただけると
元気が出ます☆

