帰国前のある日、将軍がピクニックに誘ってくれた。
ところが前日、私は女性の事情でかなり行く気を
そがれていた。
山(トイレ少ない)×ベトナム(トイレ少ない)
=土に還れトイレ
の可能性が高いからだ。
すると将軍から
「私。アレになっちゃったから、一人で行ってくれる?
友人には話しておくから」とメールが来た。
これ幸いと
「実は私もなんです!!残念だけど今回は。。」という
メールを返すと
「トイレあるからお前は行け」と。
。。。じゃあ、お前も来んかいっ!!!
などとは勿論言えず、いいなりの私。
将軍のいつもの暴君ぷりはともかく。
オール初対面のベトナム人だったが、親切な人ばかりだし
空気もきれいだし、言語学の先生がいて、ベトナム語を
教えてくれるしで、ピクニック自体は楽しかった。
おまけに行き先のTam Dao(タムダオ)は
私の好きなSu su スースー↓の産地☆
スースー:隼人瓜(ハヤトウリ)
こんな奇妙なものは日本にはないと思っていたら
しっかり存在していた。
皮を剥いて茹でたり、炒めたりして食べる。
(漬け物にもするらしい)
ただ、こいつ。皮を剥く時に汁が手につくと
水糊が薄く手にくっついたようなキシキシした状態となり
洗ってもとれない!
害はないが、見た目は皮膚病のようだ☆
ちなみに茎の部分も食べる。
にんにくと一緒に炒めるととてもおいしい♪
こんな細い茎に、さっきのでかい(しかも結構重い)
実がぶらさがってる。
ここで余談。
日本でベトナム語を習っているとき、教科書には
(おそらく辞書にも)
quả = 果物。rau = 野菜。
とあり、なんの疑いもなく、そう覚えた。
しかし、日本人が「野菜」と一緒くたに捉えているで
あろうものも「実」ならquả クワー、「葉もの」はrau ザウ、
更に地中でできるものは、củ クーと区別しているのだ。
うーん。。。めんどくせっ!!!
語学学習とは、その言語の成り立ちの違いから生じる
数々のめんどくせ!を乗り越えることなのである。
言語学の先生に大量のスースーをお土産にもたされ
ランチで呑んで、あまりおいしいとは思えなかった
「ハチの巣焼酎」を買い与えられ、家路につくのであった。
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8 件のコメント:
久しぶりの将軍の登場、相変わらずのわがままぶりですね。
そして久方ぶりのPista調に嬉しく思います。
これからも続きますように。
>nihongoyarooさん
ほんと、別れの瞬間まで将軍は将軍でしたよ。。。☆
ダラットはどうでしたか?
うちの夫の夢の地なので、一度私も行ってみたい!
”夫の夢の地”
とは?憧れの地ですか。
とても良い所です。日本人は好きになります。
私の終の住処の第一候補地です。
可愛い将軍には一度お会いしたい願望がありますね。でも、会って会話したら「どのくらいベトナム語をべんきょうしたの?」と怒られそう。でも可愛いならいいか。
私のベトナム語学習の初期の頃に将軍風の可愛い先生がいましたが、直ぐに代わりました。それ以後私の学習意欲は減退!!(何を書いてるのか!ごめんなさい)
>nihongoyarooさん
ダラットで京野菜をつくりたいんだそうです。。。(^^;
先生がかわいい。重要ですよ!
今回の話題と関係ないのですが、いいですか?
私も、pistaさんと同様にベトナム語をハノイで習っているのですが、未だに発音が悪いために「わからない」といわれたり、顔をしかめられたりします。もう、一年経つのに・・・。
pistaさんは、このような濃い内容のブログを書けるぐらいにベトナム人と深い会話ができるので、もうそういった反応をされることなく、スムーズに会話できているのでしょうか?
ブログを拝見する限り、pistaさんはそのような悩みはないように思えるので・・・。
ちなみに私の先生は日本語は全くできないので、英語とベトナム語を通じての授業です。自分にとっては、それらはどちらも母国語ではないので、理解が十分ではないのも事実です。pistaさんは、英語で授業を受けたのですか?
>匿名さん
私の場合、発音は日本で日本語のわかるベトナム人の先生に
「舌はこう!口の形はこう!」と習ったので
通じなかったら、大げさなくらいに忠実にそれをやります。
たった1年でスムーズに話せてなんてないですよ。
頭の中で文章をつくって話すのもまだ時間がかかるし
ジェスチャーに頼ることもあるし、心が折れそうに
なることもしばしば。。(^^;
私も英語できないし、先生も中学生レベルの英単語しか
わからなかったし、ハノイでは完全にベトナム語のみでした。
匿名さんはベトナム語はハノイスタートですか?
もし一度も日本語でベトナム語を勉強したことがないなら
一度、日本語の教科書を読んでみてはどうですか?
お互い、頑張りましょう♪
私でできることなら力を貸しますので、またいつでも
コメントくださいね。
お返事いただきまして、ありがとうございます。
たしかに1年では、スムーズにはなせるわけないですよね。
pistaさんは、スムーズに話せないまでも、発音だけのせいで、ベトナム人に「うん?何を言っているの?」って顔をされたりすることはもうないですか?
「一つの単語の発音だけがよくわからなくても、会話の流れから想像してくれ!」と、時たま思いつつも、めげずにコツコツやってます。
ちなみに、私のベトナム語学習は日本スタートです(CD・本を使っての独学)。
pistaさんの帰国後の、ベトナムもしくはベトナム語との関わりについてのブログ、期待してます(関わってますよね!?)。
>匿名さん
たまに「うん?なに言ってるの?」って顔されますよ(^^;
母音の発音ができてなくても、声調は間違えないように
がんばってます。
あとは、無理に早く話そうとせず、きっちり話しますね。
今の授業に「発音」の時間を短時間でも
組み込んでもらったらどうですか?
これからもベトナムとは激しく関わっていくと思います。
またよろしくお願いします☆
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