そうそう。お知らせ。
ツイッターでは何度もつぶやいてますが、
今度、本を出版する予定です。
ベトナムにおりながら、なかなかベトナム情報を
更新できないのは、子育てよりも
執筆業が忙しく。。。なんて言い訳してみたり。
ベトナム語もまだまだだし、
物書きの経験もありませんが、
「ベトナム生活記録+文化紹介
+ベトナム語日常会話」
みたいな本を出しちゃいます!知人でベトナム関係の本を出版された方がいて
「私も越南指南を形にしたい!」と
軽いノリで言ってみたらば、
「今時、外国滞在記なんて売れません」と
出版社の方に言われてしまい
なぜか語学書めいたものを出すことに。。。
といっても、発売日とか価格など決まっていないので
なにもお伝えできないのですが。。。
とりあえず、原稿(約200ページ)は書き上げ、
おまけの「ベトナムの昔話」を出版社に送ったところ
ボツになったので、ここにでも載せておこうかと。
だって。。。労力が無駄になるのが
切ないんだも〜ん☆
ベトナムでは小学校の教科書に載ってるくらい
メジャーな物語ですので、ご興味のある方は
読んでみてください。
『Truyền thuyết Hồ Gươm』
ホアンキエム湖伝説
Thế kỷ XV, giặc Minh xâm lược nước Việt Nam.
15世紀、『賊・(中国の)明』がベトナムを侵略した
Nghĩa quân nổi dậy
chống lại chúng.
義勇軍が立ち上がり、これに対抗した
nhưng họ luôn
luôn bị thua vì giặc quá mạnh.
しかし賊は強く、彼らはいつも負けていた
Thấy vậy, đức
Long Quân quyết định cho họ mượn gươm.
それを見て、ロン・クアン(神様の名前)は
彼らに剣を授けることにした
Hồi ấy, ở Thanh
Hóa có một người đánh cá tên là Lê Thận.
その時、タインホアにレ・タンという名の漁師がいた
Một đêm đi đánh
cá, Thận bắt được một thanh sắt.
ある晩漁に出ると、タンの網に細長い鉄片がかかった
Anh vứt thanh sắt
xuống song rồi đi chỗ khác.
彼は鉄片を投げ捨てると別の場所に移動した
Nhưng lần thứ hai
và thứ ba, vẫn thanh sắt ấy mắc
vào lưới.
しかし2回目、3回目もその鉄片が網にかかった
Thận nhìn nó kỹ
và nói :
タンはそれを注意深く見て、こう言った
- Ha ha ! Một lưỡi gươm !
「わっはっは!剣の刃だ!」
Sau đó, Thận tham
gia nghĩa quân và có nhiều thành tích.
その後、タンは義勇軍に参加し多くの手柄をあげた
Một hôm tướng Lê
Lợi đến nhà Thận.
ある日、レ・ロイ将軍がタンの家に来た
Trong gian nhà tối,
lưỡi gươm bỗng nhiên phát sáng.
暗い家の中で、剣の刃が突然光り出した
Nhưng tất cả mọi
người vẫn không biết đó là vật quý.
しかしなお、皆それが貴重なものだとは気付かなかった
Một hôm, Lê Lợi
và các tướng đi qua một khu rừng.
ある日、レ・ロイと将軍たちが森を通りかかった
Lê Lợi nhìn thấy
ánh sáng lạ trên ngọn cây.
レ・ロイは木の梢に不思議な光を見た
Ông trèo lên mới
biết đó là một cái chuôi gươm.
彼は木に登り、それが剣の柄であることを知った
Nhớ đến lưỡi gươm
ở nhà Lê Thận,
ông mang cái chuôi gươm ấy về.
レ・タンの家にあった剣の刃を思い出し、
彼はその柄を持ち帰った
Và rất lạ là đem
tra gươm vào chuôi thì vừa như in.
そして剣の刃を柄に差し込んでみると、
不思議なことにぴったりだった
Từ đó, thanh gươm
ấy đã giúp nghĩa quân thắng giặc Minh.
それから、その剣のおかげで義勇軍は『賊・明』に勝利した
Một năm sau, Lê Lợi
đi thuyền chơi xung quanh hồ Lục Thủy.
一年後、レー・ロイ(当時皇帝になっていた)は
緑水湖で船遊びをしていた
Bỗng nhiên có một
con rùa lớn nổi lên mặt nước và nói :
突然、水面から一匹の大きな亀が現れて言った
- Xin vua trả gươm cho Long Quân.
「王様、ロン・クアンに剣をお返しください」
Vua thả gươm xuống
nước.
皇帝は剣を湖に放った
Nhanh như chớp,
rùa há miệng, ngậm thanh gươm rồi lặn mất.
亀は口を開けて剣をくわえると、瞬く間に水の中に消え去った
Từ đó, hồ ấy có
tên là Hồ Gươm hay Hồ Hoàn Kiếm.
それから、その湖はグオム湖(剣湖)
またはホアンキエム湖(湖還剣)と呼ばれるようになった
おしまい。
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元気が出ます☆
4 件のコメント:
おぉぉぉぉぉ~。
ついに出版的な話になってきましたか。
個人的には語学書めいた代物よりも、pista氏のキャラ&センスを押しだした物を期待してしまいます。
私の一押しは激甘ポタージュ味の『宇宙戦隊ひろし』ですね。
ベトナム産ではないけど、あれは笑った。
そういう目の付け所がpista氏のセンスの良さという気がします。
出版したら頂戴ね♪(←買えよ)
ホアンキエム湖伝説、面白し。
「還剣湖」だったんですね。
「賊明」には笑いました。
>のりすけさん
がっつり語学書めいてますけど、
私のキャラで書いてますので
「どぶろく」エピソード満載です。
「出版したら頂戴ね」って。。。
逆でしょ!
出版したら買ってね♪
>西貢太郎さん
ありがとうございます!
ベトナムの昔話(?)は
英雄が賊・中国をぶっつぶしてくれた!
的なものが多いので
そのニュアンスをなんとか出さねばと
「賊明」になってしまいました。
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