2011/12/20
初老の16歳!?
ゴック姐さんの息子に週2で日本語を教えている。
日本人なんだから、日本語を教えるなんて
誰にでもできるだろうと思ったら、大間違い。
ある程度勉強している外国人ならともかく
「あいうえお」から教えるとなるとこれまた大変。
私はベトナム語で多少説明することができるので
なんとかやっているが、助詞とか活用とかどうやって
教えろっていうんだ!?
多国籍の人間に日本語オンリーで教えている
日本語教師の方。。。尊敬!
どうやって教えていいかわからないので
知人の日本人女性がベトナムで出版した教科書
『tiếng Nhật cho mọi người』
(みんなのにほんご)
を使わせてもらうことにした。
この教科書。日本語を勉強するベトナム人に
とても親切なつくりになっている。
おまけにベトナムの大学生達が描いたという
下手うま(?)な絵が味があってよろしい。
ところで、ゴック姐さんの息子のルアン。
「男子高校生なんてぴちぴち〜♪
日本語と一緒にいろんなことを教えてあげて
(Hなことではありません)
私好みの男子に育てたい♪」
と思っていたが、想像していた以上に子供。。。
中学生くらいに見える。
はっ!!!
35歳のおばはんと16歳男子って。。。
親子でもおかしくないやん!
そんな事実にしばし打ちのめされる。
まあ、冗談はさておき、ルアンくん。
なんかいまいち情熱が感じられない。
「月日」について教えていて
「高校は何月に卒業ですか?」と聞いても
「わかりません」
「入学は何月でしたか?」と聞いても
「覚えてません。あんまり気にしてないので」
。。。ベトナムの入学・卒業って
日本みたいに決まってないの?
「日本についてなにか知ってるか?」と尋ねても
「柔道」「富士山」「発展してる」
そのくらい。
「え?日本に。。。行きたいんだよね?」
ちょっと訊いてみると、やはり乗り気なのは
おかん(ゴック姐さん)だけらしい。
しかし、将来の目的もやりたいこともはっきりしない
この少年はそれでも日本語を勉強したい気持ちは
あるらしい。
ひらがなを一回で全部教えたら、次の授業には
ちゃんと覚えてきおるし、
「日本の文化について調べてこい!」と宿題を出せば
「金閣寺」やら「箱根」やら「ランドマーク」やら
いろいろ検索はしてくる。
でも、言われたことしか勉強しないのね。
私も高校生の時はそんなもんだったかしらね。
まあよいわ。
それにしてもなんか張り合いのない子だわ。
「寿司は知ってる?」
「知ってます!」
「寿司にもいろいろあってね。
酢飯に生の魚がのってて。。。」
「え!?生の魚?どうしてそんなものを
食べるんですか?」
「寿司、知ってるって言ったやん!」
「名前は知ってます!」
「それは知ってるって言わんのじゃ!!!
まあよい。今度食べさせてやろう」
「。。いえ、いいです」
好奇心もてよ!16歳!!
彼が日本に行く日はくるのであろうか?
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2 件のコメント:
日本語教えるのって難しいですよね。分かります。
中国人の学生に『滔滔(とうとう)と話す』と『延延(えんえん)と話す』の使い分けの違いを聞かれた時に
『滔滔と話すなんて普段使わねぇよ・・・強いて言えば感覚です』と言ってしまいました。
後で調べたら『滔滔』は淀みなく流れる様子で『延延』は時間や距離が長い様子でした。
※どちらも使います。
『謙譲語と尊敬語は?』
『・・・それも感覚です』
(↑私が適当に使っているだけですが)
それでも日常では問題ないので
『大体で大丈夫だよ』と言ってしまいました。
その学生さんが日本語の試験を受ける為に勉強していた事を後で知りました(没)
>のりすけさん
その中国人学生、レベル高っ!!!
滔滔って、そういう意味だったんだ!
「内容が濃ゆい上に話が長い」って
意味だと思ってた!
「謙譲語と尊敬語は?」
「それも感覚です」
。。。その説明はダメやろ〜さすがに!
その中国人、試験落ちたわ。たぶん。
(他の人に訊いたと思うけど)
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