2011/11/29
近所中が「古い育児を押し付ける姑」状態
うちは市場の奥にある。
そこを通らなければどこにも行けないので
自然とベトナム最強の「市場のおばちゃん」の
干渉を受けまくることになる。
生まれてすぐは「寒いぞ!もっと洋服を着せろ!」
「帽子をかぶせろ!」「靴下をはかせろ!」と
ぎゃんぎゃん言われまくり
生後半年を過ぎたあたりからは
みんな「餌」をやりたくてうずうずしているらしく
離乳食始めたばっかやっちゅーのに
えらいことをしでかしてくれる。
まず、ハム屋。
売り物のハムをうすーく切ってひらひらさせながら
「há mồm ハー モム(口あーん)」と
誘いをかけてくる。
(há:(口を)開く、mồm:口)
ベトナム語のわからない夫は彼女たちの
「ハーモム、ハーモム」コールを聞き
「ハム」と言っていると思ったらしいが
赤子は日本語の「あーん」より先に
この「ハーモム」を覚え、口を開けるようになった。
その度に、おばちゃん連中は歓喜の叫び声をあげる。
で、まだうっすーいおかゆを食べてるような
我が子にハムを食わせてくる。
「マジやめて。mặn マン(しょっぱい)し、
hóc ホッ(のどつまる)から」と言っても、
「きしゃーーーーー」と威嚇してくる。
次なる敵はビアホイの連中。
私達がビールを飲んでいる間、面倒みてくれるのは
非常にありがたいのだが、
「散歩に行こうね♪」と連れ去られ
戻って来た時には、がっつり揚げパンを
しゃぶっておった。
(ぎゃー!揚げ物!!)
だからぁ。。。まだおかゆなんだってば。。。
しかし「こんなもん食べたらあかん!」と
取り上げると、息子大泣き。
おばちゃんは勝ち誇ったように
「こんなに欲しがっとるんやから、与えとき。」
(この世にこんな旨いものがあったとは!)と
かぶりつく息子。
敗北。
。。。くっそー!!!
私の離乳計画が!!!
それから、ミュータンス菌。
(虫歯の原因菌。
幼い頃に、食べ物の口移しや箸の共有、
キッスなどをせず、感染を防げば
虫歯にならない、という話)
でもね。ここベトナムでは、見知らぬ人にさえ
「bế nào ベー ナオ(抱っこしようね)」と
bế ベー(抱っこ)されて、ちゅーされちゃうん
ですわ。ですわ。ですわ。
。。。もう、ええわ。。。
息子よ。。。ごめん。
おまえのファーストキッスの相手は
鶏肉屋の出っ歯のおばちゃんだよ。。。
でもね。
幸い、うちの子は丈夫で下痢をしたこともないし
みんな、子供が大好きだから、
みんなに「かわいい、かわいい」って言ってもらえて
抱っこしてもらえて、息子は幸せ者ですよ。
コメントもしくは下のバナーをクリックいただけると
元気が出ます☆
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿