11月11日、千葉県国際交流センター主催の
「医療通訳ボランティア研修」なるものに参加した。
「医療通訳」だなんて、普通の通訳すらできない私が
ちゃんちゃらおかしいが
「医療通訳ボランティアに関心があり、
日常会話程度の外国語を話せる方対象」
だったので軽い気持ちで参加してみた。
(「無料」だしね)
「医療通訳」なんていうと
「帰国子女です。ぺらぺらです」って顔した女子が
わんさか来ているのかと思いきや、意外と年配の方が多い。
参加者ももっと少ないのかと思ったが100人はいる。
(一人くらいは「ベトナム語」の人いるのかな~)なんて
どきどきしながら、辺りを見回すと
窓際に金髪ツンツンで派手なシャツに存在感のある
ネックレスをつけたおじさんを発見。
(うさんくさい英語を操りそうやのう…)
と、思っていたらば、そのお方こそが
今日の講師「アビー・ニコラス・フリュー」先生であった。
(ほんま、すんまそ)
見た目のうさんくささとは裏腹に彼の日本語の
素晴らしいこと!!!
2時間弱、「医療通訳の技術と心構え」についての
講義を受けたが、とても面白かった。
「患者とのコミュニケーションと距離の取り方」
「自分のペースのつかみ方」
「守らなければならないこと」
「知っておかなければならないこと」
などなどをおちゃめなギャグを交えつつ、巧みな日本語で
話してくださった。
その後、一時間程度のロールプレイ。
いよいよ、実践練習である。
言語別にグループに分かれ、用意された
「診察室でよくある会話」シナリオを基に
練習する。
医者役は日本語で、患者役はシナリオのセリフを
その場で訳しながら話す。
そして通訳はシナリオなしでガチで通訳。
うっひょ~!緊張する~!!!
と、思いきやスタッフの方が
「ベトナム語はピスタさんおひとりですので
すみませんが、フランス語チームの医者役で」と。
DA~YO~NE~!!
(古い)
フランス語もかろうじて二人。
おじさん二人が必死でフランス語をひねくりだす。
二人とも汗だくである。
(ほっほっほ。苦戦してらっしゃるわ)と余裕の母国語。
しかし、しどろもどろではあるが、難しい会話をなんとか
つなごうとしていることに敬服する。
「ヘルニア」とか「第三腰椎」「神経圧迫」「牽引」。。。
次から次へと出てくる「医療用語」が訳せないのは
仕方ない。膨大だしね。
でも「鉄パイプの入った重い箱を運ぼうとして」
(え!?パイプ!?そんなベトナム語知らん!)とか
「ベルトをゆるめて、右側を下にして横になって。。。」
(そんなのベトナム語で説明できん!!)とか
そんなレベルです、私。(がっくし)
患者は「○○が痛い!」「熱がある」「下痢」
くらいしか言わないと思ってた。。。
って、そんなわけあるかーい!!!
自分に照らし合わせてみんかーい!!!
ベトナムで妊婦やってた時に
(医療通訳。。。簡単そう。できるんじゃね?)と
思ったりなぞしましたが。。。
すみませんでした!なめてました!!!
次回、「医療通訳研修から学んだこと(仮題)」に続く。
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