2009/12/28

子供…ほしいんですけどね☆


トゥイー姐さんのところの娘のカイン。
なんやかやありましたが、去年無事に結婚した彼女が
(結婚式の模様はこちら
今度は子供を産んだ。

そうそう。姐さんとの再会の話がまだだったかな。
再びベトナムに降り立った私はすぐさま姐さんのところに☆
姐さんは私より先に私の姿を認めると、ぱぁっと笑顔になり
その後、目頭を押さえて一度家に入り、再び出てきた
。。。らしい。(夫談)

私も彼女と再会できたことがほんとに嬉しかった。

前ほどご近所さんではないし、私も暇を持て余した学生さん
ではなくなったので、ぷらっと行ってご飯を食べて帰る
みたいなことはなくなったが、ちょこちょこお世話になっている。

そんな彼女から「カインが昨夜、娘を産んだ」
とメールが来たので、早速会いに行った。
カインは旦那さんの実家に住んでいるので、夫と姐さんと
3人でバスに乗って会いに行く。

カインは結婚式の時のような「可憐な少女」ではなく、
すっかり「おかん」になっていたが、とても幸せそう。

そして、子供もかわいい♪

「日本人の赤ん坊は皆、貧乏くさい顔をしている。
たまにひらひらしたドレスを着せている親がいるが
ああいうのは西洋人の赤ん坊しか似合わない」
と、夫は常々言い続けているが、
ベトナム人の赤ん坊は顔立ちがはっきりしているので
貧乏くさくない。
少なくとも日本人の赤ん坊のように「ガッツ石松派」と
「鶴瓶派」に2分されることはない。

なんとなく赤ん坊を堪能した後、帰ろうとすると
来週「生後一ヶ月のお祝い
lễ đầy tháng  レッエ デイ ターンがあるから来い」と。

(lễ:祭り・儀式、đầy tháng:満一ヶ月)

どうやら、特別なパーティをするようだ。


困るのは贈り物だ。
もうすでに日本製の知育おもちゃをあげている。
これも考えあぐねて、やっと決めたものだ。
またおもちゃでは芸がないし、洋服も選ぶのが
大変そうだし、お金をあげるのが一番楽だろうか?

家庭教師のニュンちゃんに訊いてみる。
「洋服をあげるのは、個人の趣味もあるし
生地が赤ちゃんの肌に合わなくても困るし
お金がいいと思います」との回答。

具体的な金額を尋ねると、多すぎてもいけないが
少なすぎると日本人のくせにケチだと思われる。

最低月収の10分の1くらいはあげたほうがいい、と。

。。。なにそれ、でかいっ!!

それに、生後一ヶ月のお祝いには、ごくごく親しい人が
招かれるらしく、社交上のつきあいにすぎない人を
呼ぶと、双方にとって縁起が悪いとかなんとか。

。。。なにそれ、こわいっ!!
えっと。。。私たちは大丈夫だよ。。ね?


更に職場のベトナム人にも尋ねてみると、
「お金はあまりよくないんじゃないですか?
よそよそしい感じがします。
私は洋服などがいいと思いますよ。
もし、お金をあげるとしても、封筒に入れて
果物のかごに潜ませるなどしてください。
もらう人も周りの人も恥ずかしがりますから。」

なるほど。賄賂入り饅頭の体ですな(?)


が、結局は額面がはっきりする現金よりも
品物のほうがよかろうと、雑貨屋NAGU
赤ちゃん用のお洋服とお帽子を買う。
生地も日本製のものを使っているし、デザインも
かわいい☆


結局、生後一ヶ月のお祝いは、親族・友人が集まり
赤ちゃんに贈り物をした後、家人がごちそうを皆に
振舞うというもので、正月とそう変わらない。

赤ちゃんのおでこに墨で「犬」と書いて健やかな成長を
願ったり、髪の毛を切って筆を作ったり、鯛を食べさせたり
といった、特別な行事はなかった。


そして、肝心の贈り物というと、親戚連中が
封筒に入った金をばんばん渡し、中には現金むきだしの
人もいた。果てはカインが友人連中の封筒から
現金を出して数え、札束を扇状に広げて赤子の胸元に
置き、記念撮影をしていた。


。。。お金のやりとりに対する恥じらいはどこへ?


おまけに、久しぶりに会う親戚の面々から
「Pistaは子供はいつだ?」
「どっちに問題があって、できないんだ?」
「年齢的に危なくなるぞ」
「検査はしたか?」
と、言われまくり、産婦人科医のカインのお義母さんの
お世話になって、検査を受けろという話になった。

日本のように
「ほしいんですけどね…」と伏し目がちに言えば
免れられるものではない。


テトにも、この面々に会うことになるだろう。
気づいたら、診察台にいそうな自分が怖い☆


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2009/12/20

家庭教師はどこまでの下ネタが許容か?


生活にも慣れてきたので、越南語を再び習うことにした。

前の大学は基本的に昼間しかやっていないようだし、
ちょっと遠いので家庭教師を探すことにした。
gia sư ザースー:家庭教師)

知人のベトナム人に声をかけてみる。
ベトナム人は基本、仕事が遅い人が多いので、
見つかるまでに時間がかかる。
なのでいろんなところに声をかける。
そして自分でも探してみる。

家探しの時にお世話になった新聞
mua&bán

を懲りずに読みふける。情報なし。
街路樹に下がっている「師範大学家庭教師」
なる看板に電話をしてみる。通じない。


やっと見つかった先生は留学経験ありで日本語ぺらぺら。
日本語が話せるとわからない言葉が聞きやすい
というメリットもあるが、私がひよってしまう
というデメリットも大いにある。(意志弱し)

が、とりあえず家に来てもらい、話してみる。
なかなかよさそうだ。
気になる学費を尋ねると「
12時間25ドン(約1,200円)」


大学で習っていた時がマンツーマンで1時間7ドル
だったから、そんなものかな?と思うも、ちと高い。


丁度、同時に話が来た貿易大学3年生が日本語が
全然話せないというので、面接してみる。
(英語は多少話せるらしい)

礼儀正しいし、真面目そうだし、よさそうだ。
しかも、最初「1時間8万ドン(約380円)」
と紹介者から聞いていた学費が
「pistaさんはベトナム語初心者だと思っていました。
普通にベトナム語で話せるなら楽ですから
8万ドンはもらいすぎです。6万ドン(約290円)で
いいです。」と。

こんな謙虚なベトナム人は見た事がない!即決!
週3回来てもらう事にした。

まだ6回しか授業を受けてないが、かわいらしいし
頭もいいし、適度にスパルタだけど、怖くないし
未経験なのに教え方も上手で、自作のプリントや
聞き取り用の短いドキュメント映像を毎回
用意してきてくれる。

。。。ほんとに1時間3ドル以下でいいの!?


そんな素敵なニュン先生をちょっとテストしてみる。
授業5回目ですから。。。そろそろね♪


「先生!最近朝ドラマを見るのですが
先日見たドラマは西洋人男性がベトナム人男性を
ベッドに押し倒していました!
ベトナムでそういうドラマは許されていないと
思ったのですが。。。」

私の見たドラマは、ガウンを着て燭台の上の
ローソクに火を灯していた西洋人男性が
いきなり「アイラビュー」と叫んで
ベトナム人男性をベッドに押し倒し
殴られても尚「俺は虐待されるのが好きなんだ」
とつぶやいて、迫り続け、
「○○から金を受け取ってるんだ!」と。。。

ゲイで変態で人身売買!?


ドラマの内容はともかく、先生の返事。

「最近、同性愛映画は多いです。Hな映画も。」

「cảnh ”nóng” カイン ノン」
(cảnh:風景、場面  nóng:暑い、熱い)

どうやらHなシーンという意味らしい。

ちなみにこのnóngは”で囲まれているが、
nóng bỏng ノン ボーン(SEXY)のことですと
彼女は更に付け加えた。


そういえば、前に飲み屋で会ったお兄ちゃんに
携帯の嫁の写真を見せられ、色っぽい服を着ていたので
「セクシー(英語)だね」と褒めたところ、
急に不安そうな顔になり
「どうしてそんなことを言うんだ!?」と
問いつめられた。

それを先生に言うと、ベトナムでは自分の嫁を
”セクシー”と言われると、”セックス好き”と
同義ととらえてしまうとのことだった。

確かに「お前の嫁、

gợi tình ゴイ ティン(エロ)だな」と

言われたら、気分よくないわ☆


それにしても、ニュン先生はエロネタも
普通に淡々と説明してくれる。


     合格!!


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