2010/09/26
「妊婦は二人分」をあらためよ!
今更、日本人とベトナム人の価値観の相違を
つべこべ言ってみたり、ましてや優劣を
つけてみたりなんてことはしたくないが。。。
ベトナムの妊婦!でかすぎだろ!!!
「妊婦は出産までにダチョウの卵を7個食すべし」
とか、どんな風習やねん!病気になるで!
日本では、元々の体格によって差はあるものの
妊娠中の体重増加は10kgまでにとどめましょう
としているのに対し、ベトナムでは
「食えや肥えろ」で15〜20kg増は当たり前。
そして、産後は元の体型に戻ることはない。。。
私などは日本にいれば、超標準的妊婦だと思うのだが
ベトナム人にかかれば
「ちっちぇ!!(腹)ちっちぇ!!
bé quá!ベー クワー!」
「何kg太ったんや?まだそんなもんか!?
もっと食べなあかんっ!!」
「。。。病気なの?」
と、散々な扱いだ。
「いやいや。普通だし。順調だし。。。」
と反論するが、あまりにベーベー言われ続けると
不安になる。
だからというわけではないが、
「母親学級」に参加してみることにした。
フレンチホスピタルのプログラムで、
外国人向けはないらしく、ベトナム人に
混じって受講することになった。
(毎週火曜午前、全5回だった)
25週から母親学級に参加するなんて遅すぎかと
思ったが、普通は30週から参加するのだという。
驚き、理由を尋ねると
「あまり早く受けても忘れるから」らしい。
。。。。。。。。。。。ふ〜ん。
教室に入ると、確かに明日にでも生まれそうな
人達ばかり。
プログラムの内容は
第1回:基礎知識
第2回:出産時のあれこれ
第3回:妊婦体操
第4回:赤ちゃんのお風呂の入れ方
第5回:授乳のあれこれ
ってな感じ。
もちろん母親学級では「食えや肥えろ」の
指導はしておらず、「栄養バランスが大事」
「肥えすぎると妊娠高血圧症になるぞ」と
教えていたので、安心した。
しかし、私のほかは30週以上の妊婦たち。
「時すでに遅し」かもしれぬ。。。
余談だが、某知人が
「ベトナムの妊婦って、大きいのもそうだけど
鼻赤い人多いですよね?
あれって、妊娠高血圧症の一歩手前らしいよ」と。
それを聞いてからは、妊婦を見れば
鼻をチェックするようになってしまった。
(クラスにも何人か「一歩手前」が。。。)
そんな母親学級。
オールベトナム語で専門用語も多く
話す速度も速いので半分もわからなかったが
ツッコミどころも多く、それなりにためになった。
で。新たに仕入れたベトナム語は
・rặn ザン:いきむ
・cơn co コン コー:陣痛
・rau ザウ:胎盤
・vú ブー:おっぱい
・bú ブー:おっぱいを飲む
・núm vú phẳng ヌム ブー ファン:陥没乳首
などなど。
文脈などから意味を自分で推測したので
合っているかどうかわからないものもあるが、
「胎盤」と「野菜」が同じ単語だったり
よりにもよって「おっぱい」と「乳を飲む」が
同じような「ブー」って発音だったりと
(vとbの区別なんてできないから!)
なかなか面白かった。
ここで、ふと気付いたのだが。
健診の時は通訳がいるので、安心だ。
でも夜間や土日に急に産気づいた時は?
そして、分娩時に通訳がつきそってくれる
わけじゃない。
えっと。。。陣痛でパニックになった頭で
医者の指示なんて聞き取れるのか!?
事前に打ち合わせしようにも、
そのときに居合わせた医者が取り上げるって
話しだし。。。
。。。うわあああああああああああ。
予習しとかないと!えっと。。。えっと。。。
「できるだけcắt sinh môn カット シン モン
しないでください。。。」
(cắt sinh môn:会陰切開)
注:↑この単語は文脈からの推測で、
辞書に載ってなかったので不確かです。
※会陰切開:赤ちゃんが出やすいように
あの部分を切ること。勢いで裂けてしまうと
切られるよりも治りも遅く痛い。
ただし、あの部分の伸びがいい人は切らなくても
済むとか。
重要なのは本当にそこか!?私っ!!!
そして本番(?)当日。
(カットシンモン!カットシンモン!)を
頭の中でぶつぶつ繰り返す私の前に
フランス人医師が現れたりするんだろうなぁ。。。
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