2010/06/17
○○地獄(お引っ越しのつづき)
新しいおうちは家具付きではないので
洗濯機、冷蔵庫、PC机、ベッド、洋服ダンスetc
を自分で購入しなくてはいけない。
家電製品はNguyen Kimという量販店。
PC机やベッドはUMA(IKEAのような家具屋)
洋服ダンスや棚はDe La Thanh通り。
(数100mに渡ってローカル家具屋が並ぶ通り)
一人暮らしの頃、私の部屋は
「おかんが家具を揃えた浪人生男子の部屋」
のごとく味気ないものだったのに対し
夫の部屋は「俺のアジト」的なこだわりに
満ちていた。
そんな二人であるからして、家具の購入は
自然と夫が主導権を握り、
「背の高い家具が多いと部屋が狭くなる」
「基本色を決めてあわせていかないと」などと
熱く主張し続ける夫の隣りを、私は
「君の好きなように決めてくれたらいいよ」と
あっちこっち歩くことになる。
また、新しい家はインターネットも自分で
契約しなくてはならない。
ベトナムではVNN、FPT、Viettelの三社が主に
インターネットを提供しているらしい。
友人いわく、VNNはあまり普及しておらず、
Viettelは外国人の契約は不可とのことだったので
FPTに頼む事に決めた。
ここでも夫に回線速度がどうの○△がどうの
言われるも、ちんぷんかんぷんの私。
とりあえず、FPTのお姉さんに来てもらい
「1階と2階で使えて速いや〜つで!」と注文。
フン王キャンペーンとやらで
1年契約すれば工事費無料、6口モデム無料、
1年分の使用料で13ヶ月使えます!etcという
サービスを申し込む。
月額使用料は50万ドン(約2,500円)
もしないくらいだった。
家具も購入し、ネットの契約も済ませ、
二つの家を行き来しながらちょこちょこ掃除をし
荷物も移動していた。。そんなある日。
玄関に入ると、なにやらふくらはぎが
もぞもぞする。
急いで電気をつけると、黒ゴマのようなものが
足やすねにぷちぷちと。。。
元々、お嬢様育ち(?)である私は夫に
「ふふ。なにやら虫が。。なんでおじゃろう?」と
おっとりした口調で問いかける。
夫「。。。。ノミだぁぁぁぁぁ!」
私の頭の中。
(蚤。。。そういや寄生虫学で習いましたわ。
ネコやイヌなどほ乳類に寄生し、吸血して。。)
私「。。ノミか!!!(初めて見た)」
自分の足にくらいついた虫が害虫であることに
やっと気付き、手で払いのけるも、
払っても払っても、まるで床から沸き上がる
ように、まとわりついてくる。(夫も同様)
地獄のような状況に発狂しそうになりながら
殺虫剤をまき散らす。
なんとかノミを振り切って2階、3階にあがると
少ないながら、そこにもノミが跳ね回っている。
「ここも。。。ここもかぁぁぁぁぁ!!!
全て焼き払ってやる!」
自暴自棄になりそうな気持ちをぐっと堪え
ひたすら掃除。
その後、毎日「殺虫剤+掃除」を繰り返したら
ノミはいなくなった。
しかし、ネコなど動物はもちろん飼っておらず、
それどころかまだ住んでもいなかったのに、
スイートホームが恐怖のノミ屋敷に化けていた理由は
未だもって不明のままである。
ちなみに夫はノミ発生初日、嬉々としてノミを潰し
「ノミは体が固いから、指じゃつぶれないよ。
爪と床でぎゅっとやらないと!
今日は俺、100匹くらい殺しちゃった♪」と
無邪気に語っておりましたが、
のちに「潰すと卵が出てくる」と判明。
それからは、水を入れたペットボトルに
捕まえたノミを入れ、溺死させる戦法に切り替えて
おりました。ノミの入った水を片手に
「これがホントの飲み水(ノミ水)」
と、夫が爽やかな笑顔で言った時には
いろんな疲れがどっと押し寄せ、
脱毛しそうになりました。。。
夫よ。。。KYなおやじギャグを発するのは
老化の始まりだぜ。。。
あれから1ヶ月。
ノミは完全にいなくなり、
膝下にたくさんあった噛み痕とかゆみも消え
自分の足のほくろをノミと勘違いしパニックを
起こす事もなくなり、今は平穏な暮らしを♪。。。
送ってるはずだったのになぁ。。。(遠い目)
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元気が出ます☆
2010/06/10
基本的におうちでゆっくりが好き
「大便ネタ」で更新が途切れるのは嫌なので
真面目にブログを更新する事にしよう。
この空白の3ヶ月になにをしていたか?
。。。ひとつは、引越しですわ。
去年9月に日本からやってきたときは
急いで探した割にはいいところだと思ったが
半年も住んでみると、不満は出てくる。
まず、月450USDと家賃が高い。
(安いと思った方はランチおごってください)
アパートの5階に毎回登るのが辛い。
(え?エレベーター?ねえよ!!!んなもん)
おまけに最上階なので、この季節暑い!
そして、うちのかわいい夫の仕事場がない。
彼の商売道具デスクトップPCの置き場がない。
(変なところにPCを置いて作業してたら
肘に痺れがきて、仕事どころじゃなくなった)
そんなこんなで引越し☆
家賃を下げる為には、今回もVIETLANDの
世話になるというわけにはいかない。
今度こそは「mua & ban」でお部屋探し♪と、
ムアバン新聞を買ってみたが、収穫なし。
トゥイー姐さんの亡夫の弟・キーおじさんが
家を買い、部屋があまってるというので
見に行くも、狭すぎた。
連日「肘が痛いよぅ〜」と訴える夫のため
夜なべしてmuaban.net(ムアバンのネット版)
をくまなく探し、10軒余りをピックアップする。
次の日、めぼしいものからどんどん電話する。
「もう貸してしまった」
「ちょっと古い家なので外国人には厳しいかも」
「外国人OKか大家に訊いてみないと。。。」etc
もうあきらめかけた6軒目で
「なに人でもOK!見にくる?」と言われた。
「3階建て一軒家。40㎡。ベランダ15㎡。
床、階段木造。エアコンあり。台所棚、ガスレンジ」
。。。月500万ドン(約2.5万円)
(その安さとウェルカム具合には必ず裏がある)と
あまり期待せずに見に行った。
が、予想に反して、家は素敵だった。
路地はローカルだが、部屋はタイル敷きではなく
フローリング。しかも、広くて涼しくて奇麗。
広告に偽りなし!!!外国人だからと家賃を
ひきあげられることもなし。
即決!!!
早速、大家さんの家に契約に出向くと、
なんでも婿さんが建築家だそうで
これまた素敵なおうち。
そして、自分で「私達は徳が高い」というだけあり
雛人形七段飾りかと思うような立派な神棚が
2階の部屋を占拠していた。
契約前には私達の干支を尋ね、なにやら
お札に書き付けると、それを燃やし始める。
(え?なに?なんのまじない!?)
「。。今年、女の子が生まれるととてもいい!
来年なら、男の子!」
。。。契約、関係ないしっ!!!
いや。
「私達家族とあなたたちは相性がよくないので
貸せません」と言われなくてよかったけども。
「いい家が見つかってよかった〜♪
これは掘り出し物だよ!」と喜び、家路につく私達。
この後、○○地獄が待ち受けているとは知らず。。。
(つづく)
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